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バングラディシュ 1995~
バングラデシュ小中学生へ
バングラデシュの学校風景福井県在住の辻きぬさんを中心に、県内の女性たちによって「女性の海外協力を進める会」が結成され、1992年1月にメンバーが初めて、バングラデシュを訪問、ダッカ市内やノアカリ県の小中学校を視察しました。
訪問先の学校で不足しているモノについての視察結果を踏まえ、帰国後各種イベントでパネル展示やバザーを行いながら、文房具や顕微鏡の提供を呼びかけました。
1995年、福井県内の学校などから寄せられた文房具や顕微鏡をバングラデシュへ寄贈しました。翌1996年4月にも、再度、顕微鏡などを送り、現地で使い方の指導や研究授業を実施。また、前年贈った顕微鏡の点検や修理も実施しました。
市民の健康診断
バングラデシュの子供たち同じ時期に、バングラデシュ北部に位置するディナスプール県、パンチャガラ県で、福井県、長野県在住の医師、保健師、医大生からなるメンバーによる母子健康診断や保健指導を実施しました。その結果、貧血、下痢などの症状が多く見られ、検便の結果回虫の卵や幼虫が発見されるケースも多く見られました。
健康診断は1997年にも実施され、2年間で健康診断延べ1000人、家族計画指導100人、保健指導100人を実施しました。
女性の仕事作り
バングラデシュにて1995年2月に訪問した際、女性が軒先で作っている特産ジュートの日本での販路開拓の要請がありました。そこで1996年、日本で長年、林業婦人グループで活躍される尾野淑子さんに、ジュートを雪起こしや木を束ねるなどの林業作業で使う縄として商品化するための指導をおこなっていただきました。
1997年には、ディナスプール県に「母と子の健康センター」の設立を計画し、建設が着手され、1998年末にほぼ建設は完了しました。1999年3月に正式なオープニングセレモニーが行われ、またオープニングイベントとして施設の利用の仕方を知ってもらうための栄養料理の調理実習や、栄養摂取の改善の研修も行われました。さらに、経済的自立のためのニワトリ貸し出し(ニワトリの貸し出しをし、雛を産んで増やした分を返してもらう)の募集を実施しました。
さらに、2000年8~10月にかけて、「母と子の健康センター」の運営やハンディクラフトの世話を出来る人材の養成のため、2名の研修生を招聘致しました。現在、「母と子の健康センター」では、女性と子どものための識字学級が2クラスが開かれています。
■第3世界ショップ基金がおこなった顔の見えるプロジェクトはこちら↓
フィリピン/雑草から紙づくり、そして仕事づくりへ 1989~
フィリピン/低所得住民に対する集団医療 1995~
モザンビーク/ 銃を鍬に!平和プロジェクト 1993~
モザンビーク/住民自立のための耕作機械・基礎医療技術・薬の供与 1995
ミャンマー/持続可能な農業と、栄養不良と結核患者への支援 1994~
南アフリカ/ 黒人女性の自立をサポート 1995~
バングラデシュ/地域発、教育支援・女性の仕事作り、 医療福祉の推進「女性の海外協力を進める会」 1995~
チリ/低所得地区の保育所に教材の供与 1995
ケニア/エコツーリズムによる野生動物保護区の自立 1996~
ペルー/パティオ建設プロジェクト 1999