TOP>第3世界ショップが行う東日本大震災への取組>仕事づくりで応援~市民復興トラスト~
フェアトレードの第3世界ショップは、南の国に仕事をつくりだそう!という想いから始まりました。生産者に材料を買うお金がないときは、材料代を前払いで払って応援しました。
このたび私たちが提案する「市民復興トラスト」は、フェアトレードの材料代前払いにちょっと似ています。市民復興トラストは、トラストのお金によってお金が生まれる訳でではなく、信頼=トラストという関係性をうみだします。
「市民復興トラスト」は、資金を運用者に託して増やし、回収する仕組みではありません。
資金運用者を仲介せず、「応援されること」・「応援される人」に、応援者が直接お金を手渡す仕組みです。事業家に渡されたお金はお金を生みません。金利も発生しなければ、お金を返す義務もありません。しかし寄付でもありません。お金を受け取った事業家はできあがった製品やサービスで応援者に対してお返しする仕組みです。個人でも直接の双方向の関係性が生まれます。
東日本大震災の津波により「種市ふるさと物産館 はまなす亭」は、店の中のものがすべて流されてしまいました。フェアトレード事業を行ってきた第3世界ショップは、起業支援を行ってきたWWBジャパン(代表:奥谷京子)とともに、被災地を応援したいという方々から資金を集め、レストランを改築して加工場を作り、商品が出来たら順次現物でゆっくり返していく仕組みをつくりました。
「ニットで仕事づくりプロジェクト」を開始します。
復旧から復興へとニーズが変わっていく中で、避難所生活をしている方、仮設住宅へ移られた方に何ができるのか?考えたときに、第3世界ショップらしく現地に仕事づくりを!ということでした。
リサイクルニットの回収協力や出来あがったニットの予約、編み子さんを募集します。
スリランカの本格カレースパイス生産者のマリオさんが45000食分のカレースパイスを提供してくれました。マリオさんと国を超えた市民の「感謝とお返し」の関係つくりを行おうと、新しいプロジェクトを始めます。