フェアトレードの第3世界ショップの仕事創り

東北関東大震災報告交流会の様子4月17日の交流会では、プロジェクトの経緯と具体的な取り組みが話しあわれました。

東北関東大震災により、庭静子さん(岩手県洋野町)のレストランも津波に流されてしまいました。それを聞き、私たちは仕事創りを通じて被災地の応援を開始しました。

■5日で200万円の応募が集まる!
当日は庭さんにも電話でお話を聞かせていただきました。レストランには5人の従業員もおり、このまま何もしないわけにはいかない…。そんな気持ちから家の離れを改装し、雇用を維持するためにも加工場を作りたいと庭さんは決意しました。ところが先立つものがありません。地元の金融機関も積極的に融資の話を持って来てくれるけれど、金利をつけてちゃんと返済しきれるかが不安です。

そこで、私たちは全国の起業家を中心に「1口5万円を先払いし、工場が出来、加工品を作れるようになったら商品を送ってもらう」という応援を呼びかけました。この企画に「同じ事業をやっている立場として庭さんの頑張りを是非応援したい」「三陸の海産物が大好きだから楽しみに気長に待っています」など、皆さんからの励ましの返信がたくさん。気づけば5日間で目標としていた200万があっという間に集まっていました。

■目に見えるつながりで応援、想いをつなぐ
東北関東大震災後の奥谷と庭さん交流会では、早速その結果を発表しました。
予想を上回る金額に、庭さんは「あら、なんということでしょう!これは早く作って送らねば!」と俄然やる気になっておられました。

その後の歓談&お食事の時間では、参加者から「私もぜひ1口」と更に応援の声が。「義援金を出すのも確かに大事だけれど、こうやって見える形で応援できる場はなかなかない」と言ってくださる方が大勢いらっしゃいました。

人と人で直接つながり、具体的な応援をしていく。今後も被災地とそれを応援したい方との想いをつないでいけるよう、取り組みを進めていきたいと思います。

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