手漉き紙製品

手漉き紙製品_ヘッダ

手漉き紙と美しい押し花

フィリピン ミンダナオ島の生産者団体シャピイが作る、手漉き紙製品。1枚1枚ハンドメイドで作る、ぬくもりのある手漉き紙に、島に咲く色とりどりの花を使った押し花を、1つずつ丁寧に装飾して作られています。

手漉き紙商品紹介

シャピィの手漉き紙のカード・カレンダー

ハンドメイドのぬくもり

シャピイの手漉き紙は、フィリピン ミンダナオ島で「農民の敵」と呼ばれたコゴンという雑草を原料に作り始めました。

シャピイの設立当初の技術では、なかなか滑らかな紙が出来ず、第3世界ショップでは日本の福井県、今立の紙すき職人さんと機材や技術をもって共にフィリピンを訪れ、商品開発を共に行いました。現在は、島のコゴン草は少なくなり、主にはアバカ(マニラ麻)がメイン。そして紙を強くするためにサラゴを入れています。

手漉きで作られた紙に、島に咲く色とりどりの花を使った押し花などを装飾していきます。ハンドメイドのぬくもりのある手漉き紙と、美しい押し花で作られたカードやカレンダーは、大切な人へのメッセージカードや、ギフトにも好評をいただいています。

手漉き紙は、原料となる草を裁断し煮て、叩き(スタンピング)、洗って染色をして1枚1枚のシートにしてゆき、水を切り、乾燥させます。裁断した後に残った端キレ紙は、細かく切って洗いなおして紙に戻すことができます。

手漉き紙製品ができるまで

原材料のコゴン、サラゴ、アバカを3インチにカットしたものを、朝の6時から18時まで12時間稼働し、1日180kgずつ煮ます。
その後、繊維を叩き、機械で柔らかくします。
手漉き紙製品商品紹介染色しないナチュラルカラーはそのまま、よく汚れを取って洗い、ドロドロにします。カラー紙は洗いの際に漂白し、染色します。
手漉き紙製品商品紹介洗った原材料は、手漉き師が2人1組で手漉き作業を行い、1枚1枚のシートにします。その後、重石で圧をかけて水切りをします。
手漉き紙製品商品紹介水切りした手漉き紙を、黒板のような板に1枚1枚貼って乾燥させます。ほとんどは天日干しの自然乾燥で、厚みにより2~4日程度かかります。
手漉き紙製品商品紹介乾燥の後、紙がよれていたり、その他問題がないかを1枚1枚チェックします。品質チェックではじかれた紙は、また細かく裁断しリサイクルします。
手漉き紙製品商品紹介完成した手漉き紙に、島に咲く花で作った押し花などを、ピンセットで1つ1つ飾り付けます。この仕事はホームベースド・ワーカーと呼ばれる、在宅で働く人たちの貴重な収入源です。
手漉き紙製品商品紹介おまけ:毎日大量の水を使いますが、ペーハーの調整をして、周りの植物に水をまいたり、魚を飼ったり、周辺に汚水を出さない仕組みも持っています。