フィリピン ミンダナオ島の生産者団体シャピイが作る、手漉き紙製品。1枚1枚ハンドメイドで作る、ぬくもりのある手漉き紙に、島に咲く色とりどりの花を使った押し花を、1つずつ丁寧に装飾して作られています。
シャピイの手漉き紙は、フィリピン ミンダナオ島で「農民の敵」と呼ばれたコゴンという雑草を原料に作り始めました。
シャピイの設立当初の技術では、なかなか滑らかな紙が出来ず、第3世界ショップでは日本の福井県、今立の紙すき職人さんと機材や技術をもって共にフィリピンを訪れ、商品開発を共に行いました。現在は、島のコゴン草は少なくなり、主にはアバカ(マニラ麻)がメイン。そして紙を強くするためにサラゴを入れています。
手漉きで作られた紙に、島に咲く色とりどりの花を使った押し花などを装飾していきます。ハンドメイドのぬくもりのある手漉き紙と、美しい押し花で作られたカードやカレンダーは、大切な人へのメッセージカードや、ギフトにも好評をいただいています。
手漉き紙は、原料となる草を裁断し煮て、叩き(スタンピング)、洗って染色をして1枚1枚のシートにしてゆき、水を切り、乾燥させます。裁断した後に残った端キレ紙は、細かく切って洗いなおして紙に戻すことができます。