第3世界ショップは、途上国でのゼロからの仕事づくりなどのフェアトレードを通じた問題解決の経験を活かし、編み物を通じて生きがいづくりを応援する「ソーシャルニットワーク・プロジェクト」に取り組んでいます。東日本大震災による津波や原発事故の影響で、大切なものを失ったり、住み慣れた故郷を離れるなどした被災地の方と共に、編み物を通じて継続可能な仕事づくりに取り組んでいます。
編み手さんの中には、津波で家や身内を流された方、津波の恐怖が頭から離れずお風呂に入れなくなった方、原発の近くに家があり、いつ帰れるかわからず、今も避難所や仮設住宅での暮らしを続けながら、不安を感じている方もたくさんいます。地域の復興はもちろん、心の復興もまだまだ時間がかかります。
そんな中、編み手さんからは「手を動かしていると自然と前向きになれるのね」「待っている人がいるから大切に編むわね」との声を頂きます。編み物をすることが、日々の仕事づくりや生きがいづくりになっています。